Paul McCartney In Japan 1990 

70日ぶり(!)に更新します。70、といえば奇しくも……


2012年6月18日は、ポール・マッカートニーの70歳の誕生日。4歳年上の従兄弟からビートルズを教えてもらって以来、ずーっと聴いてきましたけれど、ぼくは一貫して「軟派な」「ラヴソングしか歌わない」と言われてきたポール派でした。(ジョンかポールか、という「争い」が不毛なことは百も承知です)


それにしても。70歳とは。


1980年、税関で大麻が見つかって入国できなかった時の映像は、しっかりTVのニュースで観ました。当時17歳だった自分は「日本で歌いたくなかったんだろ。大麻なんて持ってたらバレるに決まってんじゃん、わざとだよ」と思ってました。もちろん、真相はいまだによくわかりません。


それから10年。1990年3月に、ポールは来日しました。「絶対に来ない」と言われていたのに、来ちゃった。


90年といえば、バブル経済の崩壊は実は始まっていたけれど、気分としては絶頂期。なんだかムダにフワフワしていました。この年は2月にストーンズも来ていて、こっちも行きました。いやー、ストーンズのほうは音が割れてて、とにかくクォリティ低かった。チケットもたしか1万円だった。


で、すぐ3月に入って、確か3日かな? ひな祭りの日だった気がします。東京ドームでね、観ましたよ。ポール。


ストーンズより、だんぜん、丁寧なコンサートでした。ぼくは27歳でしたけど、会場におっさんが多かったのを憶えています。団塊の世代とか。66年のビートルズを観た人も混じっていたでしょうね。


日本経済が、カネで無理やり呼んだ、って感じも、まあ、無くはなかったと思うんですが、でも、コンサート全体の構成も意匠もよく練られていて、なかなか良かったのです。


ポールがおかしな日本語を連発するのには閉口しましたが(笑)。


いやしかし、70歳かあ。


つまり、自分の40代ももうすぐ終わるんだなあ……


Youtubeにその90年の映像があります。