「すだより」、できました。

またまた寒い日に逆戻りです。明日はもっと寒いって。


東京・西荻窪古書店「なずな屋」店主の石丸澄子さんが編集(発行人は尾粼澄子名義)するフリーペーパー(zine、といったほうがいいかしら)「すだより」ができました。きょう、音羽館で衝動買いした『サイボーグ009』全15巻の上に載せてみました。いつものようにすべて澄子さんの手書き文字で、カットなどもあり、楽しい「たより」です。


今回は「春来号」と名付けられ、吉岡誠さん(股旅堂さんのことです)、すがたあきこさん(ノンちゃん)、金子泰代さん、寒空はだかさん、後藤糸織さん(しおりちゃんのことね)とぼくの6人による「上京物語」という趣向です。澄子さん自身の「上京物語」も巻頭に載っています。


それぞれ、上京した当時にどんな所に住んでいたのか、当時の人付き合いはどうだったのか、どうして東京に来たのか、などなど、短いエッセイの中にギュッと昔がつめこまれ、なかなか興味深い読み物になっています。西荻にお越しの際はぜひ、なずな屋で受け取ってください。手許に少しあるので、どこかでお会いした方には直接差し上げます。「ください」と言ってね。


今週末は少し仕事がゆるくなりそうで、ちょっとうれしい。


あ、10日土曜日20時〜 「PIPPO-TV」があります。今回は室生犀星のお話です。ぼくが司会なんだけど(!)、犀星、ほんとに疎いんだよなー。ま、なんとかなるでしょう。おヒマなら見てよね。


前回も書きましたが、何人かで庄司薫を読む、というのをやりたいと思ってるんです。読書会、ってやったことなくて、だから読書会じゃないかもしれないけど、とにかく読んで複数であーだこーだ話したい。『赤頭巾ちゃん』が新潮文庫で出て、このあと毎月「白」「黒」「青」が出ます。


ちょっと大げさかもしれないけど、いま、われわれは、毎月、庄司薫の新刊が出る時代に生きているわけで、ぼくは2012年をそういう年として記憶することになると思います。これから生まれてはじめて4部作を読むという人が、ほんとにうらやましくてしょうがない。


どうですか。一緒にやりませんか? 岡崎さん、どうでしょう?


というわけでこのへんで。
Char 「Shinin' You Shinin' Day」