「薫くん部」へようこそ。

寒いの、飽きました。だいぶマシになったとはいえ、まだ、ねえ。


今日は鬼子母神通り商店街「外市」でしたが、なんだかんだあって行けませんでした。でも、明日(日曜日)は行こう。天気、心配ですが。


その代わり、というわけではないけれど、荻窪の「六次元」でやっている「くらやみ書店」に行ってきました。これは、BOOKONNの中嶋大介さんが企画したもので、店の中にはロウソクの灯(数箇所に置かれています)しかなく、そういう暗い空間で、本を物色するというもの。千円で1ドリンク付で、本が1冊持ち帰れる(2冊め以降は、1冊500円)という趣向です。テーブルの上、壁際、なんかにいろいろなジャンルの本が散り散りになっていて、表紙は確認できるのですが、中のテキストはまず読めないし、そもそも本(古本です)にどの程度傷やイタミがあるかほとんどわからないという、なかなかスリリングなおもしろい体験でした。


六次元ってログハウスみたいな建物だから、木の質感、空間も、ロウソクの灯ととてもよく合っていました。中嶋さんってほんと、こういう企画がウマいんですよね。


ぼくは「BERLIN」(ベルリン、ですね)という、1965年ごろに刊行された写真集(あとで明るいところで見たら、正規の値段、1,800円でした。中嶋さんから「あ、それはイイやつです」といわれました)と、1969年のアメリカの「Playboy」誌を買いました。


とても好評なので、明日、日曜日もやるそうです。18時〜22時です。
http://www.6jigen.com/



で、最近読んでよかったのは、やっぱり… 『赤頭巾ちゃん気をつけて』ですな!


ぼくは、どんな本でも読んだ傍から忘れていくダメ人間ですが、そんな人間として今回驚いたのが、自分としてはけっこう、この小説の細部をわりあいに憶えていたこと。これ、特別なことなんです。



だからこれはすごい本だ。と、いうのは説得力、ないですね(笑)。


20代の人、30代の人に、「読んで」「読んで」と、言って回りたいと思います。大嫌いな人もいるに違いないし。いま、若い人が読んでどう思うか、マジで知りたい。


「薫くん部」へようこそ。これから「白」「黒」「青」と、毎月出ますぞ。ある意味、いい時代になったものです。


ジェーン・バーキンセルジュ・ゲンズブールの「Je t'aime moi non plus」。「なにがジュ・テームだよ」「モナムールってなんだよ」とかツッコミつつ、すばらしいです。