まいったね、詩のこと。

せめて1日おきくらいに書かねば、と思いながら、前回から10日……


イカンなあ。というか、「書かねば」という認識がすでに間違っているわけですね。「書かねば」は、自分を鼓舞するという意味しかないし、仮にもこうして人前に文章晒している以上、「読む」人には何の関係もなかったりして。


10日もあればいろいろな人に会ったり、人の話を聞きに行ったり、打ち合わせしたり、雑談したり、批判(?)されたり、逆にホメ殺し(笑)されたりとイロイロあるのですが、やっぱり、まとめてそういうことについて書くのって、できないんですよねえ。反省。


さいきん、他人といろいろやる機会が増えてきて、それは今後も増えるかもしれない、ということがあるわけです。それは雑誌以外にも、メルマガだったり、ユーストリームだったり、電子書籍に発展するの? ってのもあったりするんですが、それは面白い反面、不安やヤバさもいっぱいあるんですね。


まず、自分、ほんとにそれ、楽しい? ってこと。わたくし、素直な性格なもので(!)、なんか周囲で盛り上がっていたり、「あれ、良かったですよねえ」なんて言われると、「なんかいい感じになってきたんじゃない!」ってすぐに思いがちで、そんな自分の軽さは嫌いじゃないんだけど(笑)、わが身を振り返ると、スッカスカじゃん、ということがあるわけです。


例えばね、Twitterって怖ろしくて、ぼくは本名でやっているので、発見されると、「あら? あなたが?」って人にまでフォローされていたりする。正直、詩人率の高さにかなりビビってます(笑)。20年、30年と第一線で詩の仕事をされている方、中也賞なぞお獲りになって(賞だけが問題じゃないですけど)、キラキラ輝いている方、そういう方がなんでオレに? という。


ユーストでも「18年前に詩集出しました」ってしゃべったので、なんか少し、ザワザワと……


つまり、もう一回、詩とちゃんと向き合わないといけない所に来ちゃったな、ということだと思います。それは必ずしもまた書くということばかりでもなく(まったく書いてこなかったわけでもありませんが、発表はしていません)、それ以上に「読む」ことを増やさなくちゃね、と。


ただ、どう考えても「現代詩の中にだけ詩があるわけではない」という考えは変わらないし、短歌や俳句のような定型が無いがゆえの苦しさと自堕落と居心地の悪さ、それはやっぱり好きだよ、ってことも変わりません。詩って恥ずかしい(ごめん!)という気持ちも変わらない。


18年前の自分の本をパラパラ読み返してみていちばんイヤなのは、ヘタクソなことではなく(自分でいうのもナンですが、ぼく、上手なほうだと思うんです・笑)、カッコつけてることでもなく(若いうちはカッコつけなきゃ!)、饒舌なこと。「うん、この饒舌と説明過多は嘘だな」って、48歳の自分は30歳の自分に向かって言うことができます。


でもね、思ったよりいい詩もけっこうあったよ。「やるじゃん!」てのも(笑)。「恥ずかしい」ってのは基本中の基本で、多くの詩が「恥ずかしい」ので、これについては言わずもがなだなあ。


詩って、思ったよりいいものかもしれません。皆さんも、どうですか?


いちばん詩をいっしょうけんめい書いていた頃によく聴いていたThe Sundays。もう解散しちゃったかなあ。川崎のライブハウスまでコンサート聴きに行ったなあ。オールスタンドの小屋で、隣に背のちっちゃな女の子(22歳くらい?)がいて、ぜんぜんステージが見えない感じだったので、ぼくの立ってる前のスペース、こっち、わりと見やすいよーって教えてあげて。1人で来ている様子だったから、終わってから、「なんか食べに行こうか?」ってことになって、でも、どこも店が人で溢れていて、ミスター・ドーナッツしか空いていなくて。居酒屋は? お酒飲めないから。って。


その後、電話で一度話したけど、デートはしなかったな。なんでかね? たしか美容師さんだった。そんなもんだよね。


あっ。脱線! せっかく詩のこと書いたのに、オヤジの昔話に早変わり!


とにかく、Sundaysです。