公開前夜

世は3連休ですね。
いつもなら、「3連休? 関係なし! 仕事!」てな感じだけど、今回はわりあいノンビリです。だって……


仕事ないんだもん。  誰かオレに仕事を。


昨日、15日のことを少し書きます。


午後から、ドキュメンタリー映画監督の想田和弘さんにインタビューしてきました。新作映画『Peace ピース』(本日公開初日!)についてすでに一度取材しているのですが、公開のタイミングに合わせて新書『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』が刊行され、今回はその著者インタビューです。


想田さんはよく話し、よく笑う、とても愉快で楽しい方で、そんな会話の中にドキッとするようなシャープな言葉を挟んでくる感じで、話していてとても楽しく、1回目のインタビューが終わったとき、「次は本の取材で来よう」とひそかに思っていたのでした。幸い、ある週刊誌に書かせてもらえることになったので、めでたく2回目が実現しました。


しかも今回は、新書の担当編集が、知人のHさん。講談社の最上階(26階!)まで昇り、なにやらVIPな感じの部屋で、VIPな感じのソファに座りながらの取材になりました。「こんなリッチな場所で取材すること、ないですねー」「すごいいい眺めです」「どうしよう、会話の内容が普段と違ったりして」「この雰囲気で?」「なんて小さな人間なんでしょう(笑)」なんて言いながら。


次の媒体さんが来るまで話し込んでしまい、想田さんの休憩時間を無くしてしまって、申し訳ないことをしました。途中、『Peace』の配給会社である東風さんが現れ、できたてだというパンフレットをいただいてしまいました。Hさんからは、これまた気になっていた、堀井憲一郎さんの新刊『いつだって大変な時代』(こちらも講談社現代新書なので)をいただき、申し訳ないというか、うれしいというか、役得というか。


アレですね、試写とか献本とかに恵まれた時は、それがほんとうにいいと思ったら、一生懸命、宣伝する義務がありますね。日常的に試写を観ている人は特に。


本はすごくおもしろい&わかりやすいし、ドキュメンタリー映画ってどう見たらいいの? って人にオススメです。作り手にも。


あと、やはり『Peace』を観ていただきたい。福祉や介護、人間社会と猫社会、死、そういった事柄が、おどろくほど親密に、軽やかに描かれています。東京は渋谷のシアターイメージフォーラムで本日から。そして夏から秋にかけて、順次、全国公開です。
http://peace-movie.com/index.html